創業者必見!信用情報チェックで融資審査を突破する方法

創業融資を成功させるためには、自分の信用情報と家族の信用情報を事前に確認し、適切な対策を講じることが重要です。
信用情報が融資に与える影響とは?
金融機関は融資を行う際、申請者の信用情報を必ずチェックします。信用情報に問題がある場合、融資審査に不利になるため、事前に信用情報を確認し、必要な対策を講じておくことで融資の成功率を高めることができます。
自分の信用情報は確認しておくべき
クレジット事故や携帯代の支払い遅延などの履歴があると、金融機関の審査において不利になります。信用情報は、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などの機関で管理されており、金融機関は融資の申込時にこれを確認します。
融資の契約時には、金融機関は必ず顧客の信用情報を照会することが法律で定められています。
この信用情報ですが、金融機関しかチェックできないということはなく、本人開示といいますが実は自分でも見ることが出来るようになっています。
もしも融資に申し込んだものの断られたときに、金融機関は「信用情報に問題があるから」とは言ってくれません。
あらかじめ自分の信用情報を確認し、過去の遅延や事故情報を事前にチェックしておくことをお勧めします。
信用情報をチェックする方法
KSCのホームページから「本人開示の手続き」ページを選び、インターネット開示に進んで指示に従って手続きを行うことで、PDF形式で開示報告書を取得できます。
手数料は1,000円で、支払いはクレジットカードやPayPayなどオンライン決済になります。
インターネット請求以外にも、郵送で開示手続きを行うこともできます。
KSC以外にも、消費者金融系の信用情報は日本信用情報機構(JICC)で、割賦販売や消費者ローン系の信用情報は、シー・アイ・シー(CIC)で取り扱っており、出来れば3つとも取得して確認するようにしましょう。
ブラック情報があっても融資は可能?
信用情報に問題がある場合でも、必ずしも融資が受けられないわけではありません。
政策公庫の審査では、ビジネスプランや返済能力も重視されます。過去に信用情報がブラックであっても、その他の要素が評価されれば融資が可能な場合があります。
ブラック情報が消えるまでの期間は、種類によって変わりますが5~7年ほどとなっています。
情報が完全に消えるまでは不利な要素となりますが、ビジネスプランや返済能力を示すことで、審査に通る可能性があります。
ブラック情報は、隠そうとしても隠せるものではありません。
後からバレた場合、非常に心証が悪くなりますので、面談などで先に担当者に伝えておいたほうが良いでしょう。
個人再生後に融資を成功させたケースも
私が扱ったケースでも過去に個人再生を受けたが、完済したことで600万円の借入に成功した事例があります。
その方は、個人再生から5年ぐらい経過し、まだ信用情報にそのことが残っている状態でした。
しかし、しっかり債務を完済しており、その後自己資金を貯めて親類からの援助もあり合わせて150万円ほどの資金を持っていたこと、さらに業種経験を積み、創業計画書がしっかりしていたことが決め手となりました。
債務整理の中でも自己破産の場合は厳しくなってしまいますが、任意整理や個人再生の場合で返済が完了していれば、その他のポイントが高ければ融資を受けられる可能性があります。
まとめ
創業融資を成功させるためには、自己と家族の信用情報を事前に確認し、必要な対策を講じることが重要です。
信用情報に問題がある場合でも、適切な準備と計画を立てることで、融資の成功率を高めることができます。
あきらめずに専門家に相談し助けを借りることで、難しい状況でも解決策が見つかることがあります。
